【2025年版】注目すべき日本株5選｜中長期で狙う安定成長株とは？

【2025年版】注目すべき日本株5選｜中長期で狙う安定成長株とは？

2024年はインフレ懸念や日銀の政策変更など、市場環境に多くの変動がありましたが、2025年は日本株にとってチャンスの年とも言えます。この記事では、中長期的に安定成長が期待できる日本株を5銘柄厳選し、それぞれの特徴と投資ポイントを紹介します。

1. キーエンス（6861） – 自動化・省人化ニーズの筆頭

工場の自動化需要が高まる中、センサーや測定機器のリーディングカンパニーであるキーエンスは依然として注目株です。営業利益率50%以上という圧倒的な収益力を持ち、海外展開も堅調。

• PER（2025予想）: 約35倍
• 成長ドライバー: 中国・ASEAN向け自動化需要
• 注意点: 株価は高水準のため、分割や押し目狙いが◎

2. 任天堂（7974） – 新ハード・IP活用に期待

2025年には新型スイッチの発表が噂されており、ゲーム業界全体の再注目銘柄。IP（知的財産）ビジネスも映画やアニメ領域に広がり中。

• 配当利回り: 約2.3%
• 中長期視点: IP×グッズ・体験型施設など非ゲーム領域の拡大
• リスク: ソフトのヒット可否に業績が左右されやすい

3. レーザーテック（6920） – 半導体露光検査で世界独占

半導体前工程のマスク検査装置で世界シェアほぼ100%を誇るレーザーテック。HVM（量産）需要が2025年に本格化すると予想され、設備投資関連の中核銘柄です。

• 成長性: 売上高年平均成長率（CAGR）20%以上を維持
• 注目ポイント: 次世代EUV向けの装置販売
• 懸念: 市況サイクルの影響を受けやすい点

4. イオン（8267） – 内需の守り株＋ESGに強み

国内消費回復と共に安定した収益が期待できる小売セクターの代表格。ESG投資への対応や再生エネルギー事業にも注力し、持続可能な成長を目指す。

• 配当利回り: 約1.5%（株主優待も魅力）
• 注目事業: イオンモールの海外展開
• 投資戦略: ディフェンシブ＋成長のバランスが強み

5. デンソー（6902） – EV・自動運転で再評価

トヨタグループ中核の部品メーカーであり、EV化・CASE領域の中核企業。半導体内製化にも着手しており、技術力の高さが魅力。

• 株価指標: PBR 約1.2倍（割安感あり）
• 注目テーマ: 次世代車載半導体、ADAS（先進運転支援）
• リスク: トヨタ依存度が高いため、自動車市場全体の影響を受けやすい

まとめ：分散＋テーマで狙う2025年の日本株戦略

今年の日本株投資で大切なのは、「安定成長」と「テーマ性」のバランスを取ることです。紹介した5銘柄はそれぞれ異なるセクター・リスクプロファイルを持ちつつ、中長期的に期待が持てる企業ばかりです。

ポイント：

1. 複数業種に分散する（ハイテク、消費、製造）
2. PERやPBRだけでなく、業績トレンドや未来のテーマも重視
3. 5年先の変化に備える「変化対応型ポートフォリオ」を意識

定期的なポートフォリオの見直しと情報収集がカギです。次回は、個人投資家向けの「割安成長株スクリーニング手法」を解説予定です！